駆け出し脚本家の映画レビュー

鬼のように映画を分析していきます。

【★4】麗しのサブリナ【弟いいやつやんけ】

1954年に公開された、オードリー・ヘプバーン(!)主演の映画です。
オードリー・ヘプバーン、すごい好きです。
表情豊かで、かわいい、美しい。なぜか宮崎あおいさん通ずるものがあるように感じます。



【ネタバレなしのあらすじ】 
主人公のサブリナはブサイク(冷静に考えて普通にかわいいけど、そういう設定)。
そして好きな男に見向きもされない。好きな男が別の女の子と遊んでるところを覗き見してると、二人が飲もうとしたお酒が顔にぶしゃあっとかかるくらいに見向きもされない。悲惨。
サブリナはしにたくなるけど、奮起してパリに行き、美人になって男を見返す。
でも・・・。


こんな話です。 最初は単調でしたが、見てるうちに面白くなっていく映画でした。とくに最後15分頃から物語がかなり展開していきます。適度に笑えてほっこりする、綺麗な話です。かなり古い映画ですが、観てよかったと思えます。



以下ネタバレありの分析。





















○面白いと感じた理由


①ストーリーが非常にわかりやすい。

男に見向きもされないサブリナ。綺麗になろうと決意する。
→男を見返したサブリナ。でもその男の兄を好きになり、葛藤する。
→兄もサブリナを好きになり、葛藤。恋敵だった弟に応援されて結ばれる。

一本の線でストーリーが繋がっているので、観ていてすごく理解しやすいです。
2年間もパリで過ごしたのに、見返そうと思った男の兄と数日一緒にいただけで好きになっていいんだろうかと葛藤するサブリナ。弟の代わりにサブリナと遊んでたけど好きになっちゃった…でもビジネスもあるし諦めよう…と葛藤する兄。どちらの気持ちも痛いほどわかります。どうやって2人は結ばれるんだろうか、『カサブランカ』(1942年製作の映画)のように兄は恋を諦めてしまうんだろうか、すごくもやもやする中で、最後は恋敵だったはずの男が強引に2人をくっつける。なんかアツい。葛藤に共感出来るというのがキーなのかもしれません。


②小ボケ

ワイングラスをポケットに入れたまま椅子に座ってお尻に大怪我を負う弟。それを忘れた頃に、オリーブを入れた瓶をポケットに入れたまま椅子に座ったお父ちゃんがお尻に大怪我を負うっていう、謎の伏線回収。今まで常人ぶってた堅苦しいお父ちゃんだからこそ、お尻怪我して笑いが増しました。そんな感じの小ボケが適度に入ってて、話全体を軽やかなものにしています。『ローマの休日』もそうですが、恋が成就してよかったあっていうだけの話にしないで、適度に笑えたり、泣けたり、喜怒哀楽いろんな感情を抱かせる作品は、個人的にすごく面白いと感じます。


③最後の最後がアツい

①にも書いたのですが、「え?サブリナ?あいつはおれのこと好きにきまってんじゃん」みたいなスタンスだったちゃらんぽらんの弟が、最後の最後にいいやつになって兄の恋を応援するっていう展開がすごくアツいです。しかもそれが最後15分っていう。作品全体が尻すぼみしてなくて、最後の最後まで映画として楽しめました。



まとめ的な

面白かったです。観てよかったです。オードリー・ヘプバーンかわいいし、うつくしいし。
ただ、強いて言うなら、前半がちょっと冗長で、この映画大丈夫かな…って若干不安になりました。それでも最後の最後の展開でその気持ちも払拭されて、みてよかったー!いい話やーー!と心から思えました。また見たいです。




 

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