駆け出し脚本家の映画レビュー

鬼のように映画を分析していきます。

【★2】アフロ田中【アフロの出オチ感】

2012年公開、松田翔太さん主演の映画です。
タイトルからして変な香りしかしません。 
怖いもの見たさのような感じで観てみました。

 

 



ネタバレなしのあらすじ

 

 


主人公の田中はアフロで、生まれてこのかた彼女ができたことがない。 
しかし友人の結婚式に彼女を連れていくという約束をしてしまったため、 なんとしても彼女を作らなければいけなくなった。
合コンに行ってみたり、隣の部屋に可愛い子が引っ越してきたり、田中は自分の尊厳を保つために必死に彼女作りを始めるが・・・

 

 

 


主人公がアフロという謎の設定に、早々笑ってしまいました。 
終始コメディの作品です。
すごーく気楽な感じに寛大な心で観てみると面白いかもしれません。
ただ僕としては物足りないなあ、もったいないなあというのが率直な感想です。
以下、僕なりの分析をしてみます。(ネタバレあり)



































もったいないと感じた理由

①なんで彼女できないん????

主人公の田中を演じているのは誰が見てもイケメンでスタイルも抜群の松田翔太さんです。確かにアフロヘアーで服装もジャージのようなものでださいのはわかりますが、冷静に考えてそれを上回るほど松田翔太さんの魅力がほとばしっています。もっと言えばあえてダサい服装をしているファッション上級者に見えてしまうほどに、松田翔太さんがカッコよすぎます。なので彼女いない歴=年齢のモテない男を演じていても全く共感できないし、応援したい気持ちもあまり湧いてきません。わざわざイケメン俳優をキャスティングしないでよかったのではないでしょうか。
それに加えて田中はストーリーの始めでノリで高校を中退したり、ノリで家の庭にプレハブ小屋を設置したりと、かなり「ぶっ飛んでいる」人間です。ぶっ飛んでいるから彼女にすぐ振られてしまうとか、そういうストーリーになるならともかく、急に勢いがなくなって自分に自信がなく女性不信になって悩まれてもいまいち感情移入ができませんでした。まるで序盤と全く人間が変わってしまったような、そんな気がしてしまうのです。



②アフロである必要ある??

幼少期の田中は髪の毛がチリチリだからという理由で周りの子供にいじめられていました。だからアフロにしていじめっ子を威圧して撃退するのですが、その後のストーリーで彼のアフロについて触れられることはほとんどありません。たまにクスッと笑われるくらいで、もはや「出オチ」のようになってしまっているんです。アフロだからこそ女の子とキスしようとするとチクチクして嫌われるとか、女の子と一緒に手をつないで登校しようとしてもほっぺたにアフロが刺さって嫌われるとか、そういう話があって女性不信になったりする話があればいいのになあと、率直に感じてしまいました。映画早々「自分はアフロにするという決断をしてから、人生の選択を間違ってきた」というような言葉にものすごく引き込まれ、「この映画絶対おもしろい!」と期待してしまっただけに、残念感が残ります。



③ストーリーが謎。

エンディングを観て、「え?これでおわりでいいの?」と思ってしまいました。簡単にストーリーを整理すると、

彼女を作るために奮闘
→隣と人と仲良くなる。友達と仲悪くなる。
→隣の人に振られる。友達と仲直りする。

みたいな感じなのですが・・・。これを書いてるだけでもわかるかもしれませんが、盛り上がりに欠けます。映画全体がこじんまりとしていて、地味な雰囲気のまま終わってしまいます。他にも、田中が女の子を連れて家に帰ってきたところを友達が邪魔してしまうシーンがあるのですが、この友達も逆ギレのようなことをしたり理解できない言動が見受けられました。こういう展開にしたいからキャラクターを動かしているような気さえしてしまい(しかもその展開も面白くない)、僕は楽しむことができませんでした。




【まとめ的なもの】

アフロが主人公という設定、人生の選択を間違え続けたという導入部分は面白かった。
でもそれが出オチ設定になってしまっているようでもったいない。
主人公がイケメンすぎて共感できない。


もう一度観てみようとは思えない映画でした。


 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村